届けたいのは本物への情熱 しいたけブラザーズ

ブラザーズ日記
2011年2月28日  タイトル : 今日は『サンヨネ東店』にて出張販売です!


さぁまた新しい1週間が始まりました!

皆さん週末はいかがお過ごしでしたか?

随分と暖かくなって来ましたし、今日で2月も終わりですね。…早いなぁ。

そういえば先日『地震』がありました!真夜中でしたがゴトゴトゴトッと不気味な揺れで目覚めました。
震源地は岐阜県飛騨地方のようですが、いつ『東海大震災』が起きてもおかしくないのでしっかりと地震対策をしなくては。

さて、今朝も早朝から準備をし愛知県豊橋市に来ています。

『サンヨネ東店』にて出張販売!今日はここ『サンヨネ東店』にてしいたけブラザーズの天日干し乾燥しいたけの出張販売日です!

販売中にはできないので、お店の開店前には今日のブラザーズ日記を済ませておかないと。

あいにくの雨天ですが、今日もたくさんの方としいたけを通じて出会えればいいなぁと思っています。

原木しいたけの栽培も、皆さんとの出会いも、コツコツの積み重ねです。

今日も皆様のご来店をお待ちしてます!



2011年2月25日  タイトル : 一長一短。


しいたけの原木に植菌する機械が2台あるのですが、片方の1台がどーも調子が悪い。

春先までに終わらせないと雑菌が侵入する危険性があるため計画的に植菌しているのですが…ついにストップしてしまいました。

慌ててメーカーの方に来てもらったところ、『コンピューターのプログラムの関係で調子が悪い』とのこと。


聞き入るブラザーズ長男、三男。メーカーの方のお話に聞き入るブラザーズ長男、三男。

午前中に来てもらったのですが、結局夜までかかって一応は
使えるようになりました。

思わぬトラブルでバタバタしています!

 

計画も狂ってしまいますね(~_~;)機械は便利ですが、一度動かなくなるとピタリと止まってしまい計画も狂ってしまいますね。

機械関係のお仕事をされてみえる方々は、きっとこんな経験を何度もされてみえるんだと思います。

…もう1週間が過ぎ早くも週末ですねぇ。

皆さんよい週末を!



2011年2月24日  タイトル : 『輸入小麦4月から18%値上げ』。…日本はこれでいいのか!

ニュースで取り上げられている小麦の値上げ。

しかもいきなり18%。

さらに近々4月から。

小麦の9割を輸入に頼っている日本。

国内食料自給率はわずか4割。

ニュージーランドの地震や反政府デモで荒れる中東。

いつまでもこのまま食材が海外から必ず入るなんて、誰が保証できるだろうか。

口で大きなこと言ったって、食料が時給できないほどもろい国はない。

日本の農地は荒れ放題。

減少し続ける農業後継者。

皆さん、お家の周りを見渡してみてください。

大切な自分の家族が毎日安心しておいしく食べていけるだけの田んぼや畑が、身の回りに一体どれだけありますか?

小麦の値上げ問題についてインタビューを受けているお店の店主が答えてました。

「いやぁ〜、18%はキツいですねぇ、ウチは小麦をメインで使っているお店なんで〜…もうちょっと安くならないんですかねぇ〜。困ります。」と。

『日本人が、日本で作れる環境を作らなきゃいけない!』という視野を持って発言する人は…残念ながら私の知る限りいませんでした。

使命感に燃える私たち!思わぬ天災や世界情勢が悪化し、万が一日本に食料(食材)が輸入されなくなったら、私たちは一体どうなるかと思いますか?

口に入れるものがなくなれば、人は何日も生きてられないんです!

いつまでも「食料はお金で買える」と思っていたらそれは…

『大きな間違いです!!』

使命感に燃える私たちです。


2011年2月23日    タイトル : 安全第一!チェーンソー作業。


チェーンソー作業山の手入れや原木の節などを取り除く際に使うのが『チェーンソー』。

この日もしいたけブラザーズ長男が、一生懸命原木の節をチェーンソーで取り除いていました。

『山男』って感じがしますね。

この『チェーンソー』は、とても便利な道具です。

太い丸太でもスイスイと切ってしまいます。

… が、気をつけなければならないのが『ケガ』。

 

細心の注意を払い、毎日を!
便利になるほど一歩間違えば恐ろしい事故に繋がってしまいます。

鋭い刃を持ち勢い良く回るチェーン。

それが自分の身体に触れようものなら、…もうお分かりですね!

原木しいたけ栽培にも色んな機械があります。大きなトラックやクレーン、植菌の機械やスライサーなどなど、実に危険とは常に隣り合わせです。

どんな時にも細心の注意を払い、ケガのないように毎日を過ごしていきたいと思います。




2011年2月22日    タイトル : クヌギの苗と原木。


トラックいっぱいの原木が到着!

今日も朝からトラックいっぱいの原木が到着しました!

ブラザーズ長男や中島君もヘルプに入って大忙しです!

私はクヌギの苗が植えてある山に、再び薪木を積みに4tトラックで登って行きました。

 


ブラザーズ長男や中島君もヘルプに!薪木を積みに・・・

林道の狭いこと。

 

やっぱり林道の狭いこと…。

ハンドルが一度で切り返せないカーブもあります。

しかし頂上までたどり着くと、何とも言えない景色が最高です!

 


クヌギの苗がしいたけ原木として使える頃には・・・ここに植えてあるクヌギの苗がしいたけ原木として使える大きさになった頃には、
私たち現しいたけブラザーズはもう還暦近い年頃になっていることでしょう。


次の世代に想いを託したいです。

それにしても今日は暖かかったですね!

ハウスのしいたけたちも、いっぺんに大きくなりました!

さすがに今日は仕事に追われていますので今日のブラザーズ日記はここまでにします。

安全第一で頑張ります!



2011年2月21日
    タイトル : 昨日は『講演』と『京都に出張』そしてトンボ帰り。ハードな1日でした!


シティーホテル美濃加茂にて昨日日曜日の午前中は、地元岐阜県美濃加茂市のシティーホテル美濃加茂にて『可茂ロータリークラブ創立25周年記念式典』が盛大に行われ、この式典で講演をさせていただきました。

ご依頼いただきました可茂ロータリークラブの兼松会長、加藤さん、ありがとうございました。

 

式典で講演をさせていただきました!そしてまた、可茂ロータリークラブ創立25周年、誠におめでとうございます!

このような25周年という記念すべき日に、また、名だたる人生の先輩方を目前にして大変恐縮でしたが、『日本の農業』をテーマに、農業者として、また原木しいたけ生産者として『今、何が大切なのか』を1時間30分に渡り熱弁させていただきました。

生きるために食べることは、人間の基本。

愛する家族に安心して食べさせられるお肉や野菜など全てを自分で作るわけにはいかない世の中で、私たちは皆さまの大切なお子様やお孫さんに『本当に安心して食べてさせられるしいたけを提供し続けてていくことを誓います。』

「君の生き様が素晴らしいよ。」と講演が終わって言っていただけて、光栄です。

まだまだこれからです、頑張ります!

講演後に、別室の写真館にて記念写真も仲間に入れていただきありがとう
ございました。

可茂ロータリークラブの皆様と、今後益々のご発展を心よりお祈り致します。

本当にありがとうございました。

その足で『京都』に直行!さて、講演を終えてお昼ご飯を食べる間もなく、その足で『京都』に直行しました!

 

京都市内で行われました。『東海・近畿・北陸ブロック国際化対応営農研究会』が京都市内で行われました。

…難しい名前ですが、昔ブラザーズ父や私が2年間アメリカへ農業研修に行った国の研修プログラムのOBの集まりの大会です。

「〜の〜の〜の」…「の」ばっかりになってしまいました。

この大会では、日本に帰国してからどうしているか。

また、これから国際的に日本の農業をどうして行くべきか。

…テーマは山積みです。


東海・近畿・北陸出身の逞しいOBたちで、熱い協議を交わしました。

若き頃、長期間アメリカやヨーロッパに飛び出し修業を積んだ東海・近畿・北陸出身の逞しいOBたち
(20代〜80代)が京都に集まり、お互い熱い協議を交わしました。

真剣な眼差しと前向きな本音の協議で、『まだまだ日本の農業は捨てたものではない!』と感じました。

とても充実した時間でした。

 


木田市長さんです!ところで…この写真の方、誰だかお分かりですか?

三重県鳥羽市の『鳥羽市長』、木田さんです。

木田市長も私の大先輩です。

 

夜の会合で直接お話させていただいた時に木田先輩がこんなお話を私にしてくださいました。

「私が子供の頃豊富にあった川の水が、今では涸れてしまっている。山が荒れているからだ。私は、三重県の森林を間伐して、山から川、そして海までをキレイにしたいんだ!」

日本の山を想い、日々原木しいたけ栽培を行っている私にとって、木田先輩のお話は何とも共感できる素晴らしいお話でした。

いつまでも『純粋な想い』を持ち続けて頑張らなきゃ!そんな純粋な思いに目をギラギラさせてみえる木田先輩を尊敬し、鳥羽市長であることを私は誇りに思っています。

当然ながら集まった方は皆様それぞれに立派な先輩方ばかりで、私ももっともっと勉強し、いつまでも『純粋な想い』を持ち続けて頑張らなきゃな!と実感しました。

そんなことを思いながら、夜中に帰宅しました。

とてもハードな1日でしたが、こういった毎日の積み重ねが自分のため、人のため、そして世の中のためにいつか貢献できるのだと信じています。




2011年2月18日   タイトル : サンヨネ豊川店に来てます。

もう週末ですね〜、1週間の早いこと。

雨上がりのキレイな空。雨上がりのキレイな空。

今日はいい天気になりそうです!

早朝に自宅を出てすぐに美濃加茂ICから東海環状道に乗り、
東名高速を走り豊川ICで降りました。



豊川方面来るのも非常に便利に!数年前に東海環状道が開通して以来、豊川方面来るのも非常に便利になりました。

自宅から1時間半も経たない内に、サンヨネ豊川店に到着してしまうのですから。

さて今日はここ『サンヨネ豊川店』にて、しいたけブラザーズの天日干し乾燥しいたけの出張販売日です!

今年初の出張販売とだけあって、今日も気合いが入っています!

たくさんのお客様と直接顔を合わせて今年のしいたけの出来具合などの色んなお話をし、
笑顔で帰ってくださることがとにかく嬉しいし、楽しいです。

これだから出張販売はやめられません!



天日干し乾燥しいたけの出張販売!販売時間は午前10時〜午後6時くらいまでです。

たった1日だけの出張販売です。

お近くにお住まいの方、ぜひお越しください。

お待ちしてます!


明日はハウスで日常の原木しいたけ栽培。

あさって(日)はお昼まで講演に出向き、その後は京都に直行し会議。

その日の内に戻って来てハウスの見回りです。

…休む間もないとてもハードな週末になりそうですが、この体、この気持ちが続く限り、
全力で毎日を過ごしていけたらと思っています。



2011年2月17日
   タイトル : 雑誌『ぴあ』の取材。明日は『サンヨネ豊川店』にしいたけブラザーズが出動です!


今日は朝からブラザーズ長男は岐阜市に出張、三男は採れたてしいたけの発送、私はミーティング。

それから配達を済ませて40km先のブラザーズ黒川農場へ直行。
ハウスの見回りやPCの仕事、クレーン操作の仕事を済ませ、再び40kmの道のりを運転し、
ブラザーズ川辺農場に持って来ました。

雑誌『ぴあ』の取材でした。そして夕方からは雑誌『ぴあ』の取材でした。

今回は1冊丸っと岐阜県特集で、岐阜県の特産品や
オススメスポットを紹介していただきます。

お声をかけていただけて光栄です。

森下さんありがとうございました!

写真撮影も☆取材には1時間ほどかかり、私たちのこだわりや原木しいたけ狩りの説明などをお話し、3兄弟やしいたけ、ブラザーズTシャツに至るまで写真撮影も行いました。

『ぴあ』を読んでくださる方々に、少しでも岐阜県の魅力、原木しいたけの魅力が伝われば幸いです。

『ぴあ』の発売日は東海3県を中心に各書店やコンビニなどでもご購入いただけます。

発売日は3月31日(木)です。

発売日は3月31日(木)です!皆さんぜひ目を通してみてください!

それから…、さぁ!いよいよ今年もしいたけブラザーズが出張販売に『出動』です!

今年初の出張販売は明日(2月18日)、サンヨネ豊川店(愛知県豊川市)です。

今回は小粒天日干し乾燥しいたけのみの販売です。

ご家庭でしいたけブラザーズ産の干ししいたけをぜひどうぞ。

皆さまのお越しをお待ちしてます!

まだまだ仕事が残ってます。

頑張るぞ!



2011年2月16日   タイトル : 山形県から視察でした。

東北地方は山形県から視察でした。

山形県で介護施設や派遣業務などを行ってみえる新国さん。

早朝に山形県を出発し新幹線を乗り継いでも、岐阜県に到着されたのは午後1時。

遠いところお疲れさまです。ようこそ岐阜県にお越しくださいました!

新国さんのお住まいの山形県高畠町(たかはたまち)では、今現在でも腰のあたりまで雪があるそうです。

私たちの住む岐阜県美濃地方の雪の量の少ないことに、「…いいなぁ〜。」と言ってみえました。

それもそのはず。

農作物を育てる田んぼや畑に、腰の高さにまで達する雪が毎年降られては、冬場にそこで農作物を育てるのは
不可能ですからね。

それで新国さん、現在農業とは畑違いのお仕事をされてみえるのですが、「雇用維持と介護施設の皆さんに楽しみを」
ということで、原木しいたけの栽培を思いつかれたのです。

『地元の活性化のためにできることはないだろうか?』という思考、素晴らしいですね!

ならば、私も出来る限りのことをさせて頂きますと視察を受け入れた訳です。


原木への植菌から仮伏せ、本伏せを行っている現場を見て頂き、実際にしいたけが生えているハウスやホダ木を
休養させている場所まで、説明しながら見て頂きました。

わずか2時間という短い時間でしたが、せっかくの貴重な時間なので精一杯お話させて頂きました。

この先新国さんが原木しいたけ栽培に着手されるかどうかは別として、そういった思考で未来をお考えになって
みえることが素晴らしいなぁと感じた私でした。

遠いところ本当にお疲れさまでした。

またお会いしたいです。



2011年2月15日   タイトル : お食事中の方、…スミマセン!

昨日は午後からの雪でまた一面真っ白です。

『三寒四温(さんかんしおん)』と言ってこの時期は温かかったり寒かったりと、体調を整えるのも大変ですね。

クレーンで持ち上げた時の出来事しいたけ栽培の収量にもムラがあり安定生産するのが難しいです。

昨日午前中、外に出してあった古いしいたけのホダ木を、トラックのクレーンで
持ち上げた時の出来事です。

吊り上げたホダ木の底に、何か白っぽいものが。

…ん?

しかもその白っぽい物体の周りには、ポコポコと凹んで穴が空いています。


何か白っぽいものが。 パッと下(地面)を見てみると…

「なんじゃこりゃー!!」

思わず足がブルっとしました。


もうお分かりですか?

そう!

野生の『カブトムシの幼虫』です!野生の『カブトムシの幼虫』です!

…しかも密集してすごい数。

間近に見ると…少し(かなり)グロいです。

おかしいなぁ、子供の頃は平気で素手で触っていたのに。

…今では手袋をしないと触れません。

この辺りの山は杉やヒノキの木が主で、昔みたいに広葉樹の森は少なくなってしまいました。

野生のカブトムシにとって使い古したしいたけのホダ木は養分を豊富に含み、かっこうの住み場となります。

近年野生のクマやイノシシ、猿などが食べ物を求めて民家や畑に出没し、人間にとっては大変な被害となっていますが、
自然の山に食べ物がないから民家に降りてくるわけであって…。

冬眠中に起こしてしまってごめんなさい<(_ _)>なんだかかわいそうになります。

人がしっかりと山を手入れし食べ物さえ豊富にあれば、こういった被害は防げるのになぁ…と感じている私です。

結局自分たちに跳ね返って戻ってくるんですね。

カブトムシの幼虫たち、冬眠中に起こしてしまってごめんなさいです!

立派なカブトムシ(成虫)になって山に帰ってほしいと願います。



2011年2月14日   タイトル : 山の手入れ。


さぁ、また新しい1週間が始まりました!

皆さんお元気ですか?

私はこの通り元気です!

3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?

天気も良く気持ち良かったですね。

 

今週はじめの話題は『山の手入れ』です。

『春子しいたけのホダ木』しいたけブラザーズ父と長男が主に管理しているクヌギ苗の植林山。

先週4tトラックで薪を積みに行ったことをお伝えしましたが、その帰り道に
ふとトラックを降りて撮った写真です。

この山にも『春子しいたけのホダ木』が三角に組んで並べてあります。

まだ芽は出てきていませんが、先週は温かかったので、そろそろしいたけの芽が顔を見せてくれるのではないかと思います。

…楽しみです!

しいたけ用の原木と薪原木です。その脇に置いてあるのが、しいたけ用の原木と薪原木です。

しいたけの原木として使えそうなものは90pに玉切りし、薪として使えそうなものも太さに合わせて玉切りしたり割ったりと、キチンと整理されています。

こういった山の光景は最近てっきり見なくなってしまいました。

電気やガスの普及に伴い、建築材も海外からとびっきりの安く輸入される時代となり、国産の資源は荒れ放題になってしまっているのが現状です。

私の知っている山主さんが口を揃えて言われるのが、「山なんて、入った分だけ赤字だよ。」です…。

『山が好きで手入れしたい』という理想があっても、手をつけられない経済事情があることはとても残念です。

『こんなんでいいのかな…』と思っているのはきっと私だけではないと思います。

経済事情うんぬんを抜きにして、次の世代の子供たちに『澄んだ空気』や『きれいな水』を残していくことは、
私たち大人の最低限の使命ではないでしょうか?

日本の国土の半分以上を占める森林。

身近にある資源を有効利用し、かつ山を守れる。

こんなに素敵なことってないですよ!

資源を有効利用し、かつ山を守れる。私自身の行動を持って伝えていきたい

便利にさっと使える電気やガスもいいですが、薪木で作るじゃがバターや焼き芋、
暖をとることなどのスローライフもいいものです。

子供たちに伝えていかなければならないことを、私自身の行動を持って伝えていきたいと思っています。

今週はじめの話題も熱いトークでした!

さぁ!

今週も原木しいたけ栽培、頑張るぞ!



2011年2月10日   タイトル : 植菌と仮伏せ。そして、思い出の場所。

只今植菌シーズン真っ只中。

原木に穴をあけてしいたけ菌を打ち込み、蓋をします。

植菌作業をしてくれているのは、日比野さん交代制でこの日一生懸命植菌作業をしてくれているのは、しいたけブラザーズ
日比野さん。

ひたすらに菌打ち菌打ち、そして菌打ちです。

機械がやってくれるから楽だろうと思われがちですが、その反対です。

確かに選択した通りに動いてはくれますが、いつ不具合が生じるかは分かりません。

どんなに小さな機械の変化にも気配りをし、人が気付いてあげられなければ、しいたけ菌が確実に植え付けられていなかったり、機械が故障してしまったりと、後々に響いてきます。


植菌作業は、最初の大切な仕事。植菌作業は、原木しいたけ栽培最初の大切な仕事。

原木しいたけ職人として気を緩めることができません。

こうして植菌された原木は、直ちに『仮伏せ(かりぶせ)』します。



仮伏せとは、原木に打ち込んだしいたけ菌を繁殖させるために行う作業です。

空気中に雑菌の少ない冬場に植菌作業をしなければなりませんが、仮伏せには適度の温度と湿度が必要になります。

『ごぼう積み』と言います。仮伏せはしいたけブラザーズ中島君が担当。

植菌作業場から近くのホダ場にトラックで運ばれた原木は、土台を原木で組んでおいてその上に膝の高さほどまでに積み上げていきます。

これを『ごぼう積み』と言います。

保湿用のシートとビニールをかぶせます。重い原木をひたすら積んでいき、保湿用のシートとビニールをかぶせます。

簡単にいえば、ビニールの中だけ『春の陽気』にしてあげているのです。

こうすることにより、しいたけ菌が活性化し、菌糸が伸びていきます。


しいたけになるまで今から約1年。

あえて時間と手間をかけて、また皆さんにおいしい原木しいたけを食べていただきたいです。


話は変わりますが、この仮伏せをしている場所の真横に川があります。

実はこの場所、私(二男)と弟(三男)にとって、思い出の場所なんです。

小学校3.4年生の頃だったでしょうか。

思い出の場所☆自転車で友達の家に遊びに行く祭に、弟がフライングのスタートをきりました。

負けてたまるかと猛烈に自転車をこいで見えない弟を追いかけた私。

「あの角を曲がればターゲット(弟)が視界に見えてくる!」。追いつけ追い越せと猛スピードで
角を曲がりましたが、…弟の姿はありませんでした。

「…あれ?めちゃくちゃ速いなぁ…」と思いこの場所にさしかかった時に、ただならぬ光景を目にしました。

この川は浅く、ほとんど水はありません。

なんと弟が猛スピードで自転車ごとこの川に転落し、流血して泣いていたのです!

「大丈夫か!?」

と真っ先に高さ3mくらいの川岸を降り、弟のもとに駆け付けた私。

弟は顔中血だらけでした。

「どこが痛い!?」と聞くと弟は顔ではなく、「…足が痛い」と言いました。

…足が折れていたのです。

曲がりくねった自転車はそのままに、私は弟をおんぶしてまた川岸をのぼり、近くの道路まで出て助けを呼ぼうとしました。

たまたまそこに母(しいたけブラザーズ母)が通りがかり、すぐさま病院に直行したのです。

家で待っていた私は心配でなりませんでした。

夜になり病院から帰って来た弟は、顔には包帯を巻き、足はギブスで固定され、松葉杖姿になってしまい、痛々しい状態でした。

かわいそうでなりませんでした。

『北斗の拳』にでてきそうな兄弟愛の姿です。

今となっては思い出ですが、当時はシャレにならない出来事でした!

この場所は、そんな思い出があります。

さて、明日から3連休ですね。

岐阜県の天気はまた雪になりそうです。

少し温かくなったりまた寒くなったりと、体調管理が大変な時期ですが、皆さん風邪やインフルエンザには十分ご注意ください。

それでは良い連休を!



2011年2月9日   タイトル : 一昨日の続きです。

自然の山には限りない『資源』が
田んぼに灰(肥料)をまいた後、その足でしいたけ原木の苗木が植林してある親父の山に、伐採した薪木を積みにユニックで行きました。

ブラザーズ父やブラザーズ長男の自宅は薪ストーブで冬をしのいでいます。

しいたけ原木にするには向かない木だったり、太すぎたり曲がりくねっているものを、余すことなく薪として使っているのです。

自然の山には限りない『資源』があるんですねぇ。



伐採した薪木を積みにユニックで
しかも薪ストーブには、石油ストーブやエアコンにはない体の芯から温まる『遠赤外線』があります。

また、じーっと炎を見ていると、「…。」と不思議と『無』になれるんです。

こんな私はおかしいですか?それとも、…危ないですか?

いや、多分みんな一緒です。

それにしても薪ストーブは癒やされます!


この日は県の方が山に

話がそれましたが、この日は県の方が山に来られていました。

植林したクヌギの苗がイノシシに荒らされてしまったのです!

クヌギ苗の根っこを食べるわけでもないようで、親父も頭を抱えていました。

自然の中では何が起こるか分からないのもまた事実です。



自然の山の中で働く親父は、イキイキ☆

でも、自然の山の中で働く親父は、イキイキとしています。

原木しいたけ栽培を引退して、『第2の人生』を歩んでいるって感じでしょうか。






しかしまぁこの山道(林道)、舗装はもちろんされていないし、カーブもキツいキツい。日陰には雪も残っていて危ない…。

運転しそこねれば、『もれなく谷底』(>_<)

4tトラックが通るにはかなりしんどいてす!

運転しそこねれば、『もれなく谷底』です!

だからここを運転する時は、かなり慎重になる私です。






でも、今まではこの林道すらなかった状態だったので、この林道が通ってくれたおかげで私たちは常時山の手入れを
することができたり、そこから原木や薪などの資源を分けてもらうこともできるのです。

ありがたいです。

人と自然に感謝します。

 


2011年2月8日   タイトル : 先週の土曜日は岐阜県輪之内町で講演でした。


岐阜県安八郡輪之内町で講演☆先週の土曜日は、岐阜県安八郡輪之内町で講演をさせて頂いてきました。

お米のアイスクリームの開発に力を入れている輪之内町。

お声をかけてくださりありがとうございました。

輪之内町の農業の活性化を図るために行われたこの講演。



『輪之内町むらづくり塾』の会にて精一杯お話させていただきました。定期的に行われている『輪之内町むらづくり塾』という会で、地元の一般の方や農業者など約100名弱様を対象にした講演でした。

場所は輪之内町文化会館リトルホールにて。

私たちの取り組み、そして今後の農業のあり方など、私の知る限りの知識や経験談などを、約1時間半に渡り精一杯お話させていただきました。



お声をかけてくださった伊藤さん(^v^)ありがとうございました 最近ではTTPの問題が騒がれていますが、逞しい日本の農業者がいなければ、
国民の安心、安全な食材は、決して保たれないと私は考えています。

そのためにも、意欲ある生産者が立ち向かわなければ!

お声をかけてくださった伊藤さんは、私の両親のことを良く知っておられて、これも何かのご縁なんだと感謝しております。

本当にありがとうございました。

 


2011年2月7日   タイトル : 田んぼの肥料に原木を燃やした灰。

今朝の日の出

今朝の日の出の太陽は眩しくなく、くっきりと丸く見えて感激でした!



薪として使った原木の灰
冬場のハウスの暖房に、使い古したしいたけ原木を薪として使い、
その灰を肥料として実家の田んぼにまきました。


父(ブラザーズ父)は原木しいたけ栽培を引退後、6人の子供と19人の孫の
ために畑で野菜を育てたり、田んぼで『アイガモ米』を育ててくれています。




久し振りに親父と2人で



今朝は久し振りに親父と2人で田んぼに行き、灰をまきました。

原木しいたけ栽培をしながら、その灰までもが肥料として再利用されていることは、地球の環境にもよく、まさに『循環型農業』と言えるでしょう。





まさに『循環型農業』と言えるでしょう(*^_^*)



地球環境のために、地球上に生きる全ての生き物のために私たちが出来ることを常に考えながら生きていきたいと思います。








2011年2月3日   タイトル : 昨日は福井県に出張でした。

心配だったのが雪(^_^;)昨日は北陸地方を中心に全国200店舗を展開する飲食店、
やきとりの名門 『秋吉』さんに出張しました。

とにかく心配だったのが雪。

先日の大雪で北陸自動車も国道8号線も通行止めになってしまっていました。

福井県今庄では2mを超える積雪だったようです。


今庄では2mを超える積雪!出張の前日に通行止めが解除になったのですが、雪の量が量だけにとても心配でした。

幸い高速道路上には雪がなかったのですが、除雪された雪の量は半端じゃなかったです!

福井市内のコンビニ前も、除雪した雪の高さは人の背丈以上でした。

コンビニ前も・・・


何はともあれ無事に到着できて良かったです。

今回、秋吉さんにお邪魔したのは・・・さて、今回秋吉さんにお邪魔したのは、日常出荷している原木しいたけのサイズの再確認をするためでした。

そして今回は私一人ではなく、ブラザーズ小曽根君を連れて行きました。

彼は普段から秋吉用のしいたけを収穫しているため、一度でも現場を見ておいた方が必ず今後役に立つと判断したからです。

作り手と使い手が顔を合わせて意志を統一することは、非常に大切なこと。


福井市内の『秋吉片町店』へ!数時間に渡り審議した上に、福井市内の『秋吉片町店』に連れて行ってくださり、秋吉のこだわりやきとりから野菜、私たちの原木しいたけなど、2人してご馳走になってしまいました。

こんな厳しい時代にもしいたけは『原木』にこだわるところからも、秋吉さんのこだわりっぷりや美味しさが伝わるかと思います!

原木しいたけはもちろん、全て本当に美味しかったです。

片岡副社長、ご馳走さまでした!

ブラザーズ小曽根君は帰りの車の中で、「今日は本当に勉強になりました!明日から収穫する思い入れが変わると思います。連れて行ってくれて、本当にありがとうございました。」と言ってました。


小曽根君 「今日は本当に勉強になりました!」こういう経験、気持ちが大切ですよね!

明日からまた気を引き締め直して、作り手として、秋吉さんにおいしい原木しいたけをていきたいと思います。

尚、しいたけブラザーズHPトップページ左下のリンク集に『やきとりの名門秋吉』さんのHPをご覧いただけますのでぜひどうぞ!



2011年2月1日   タイトル : 夏菌原木( 夏用の品種) は冬眠中です。


大きなツララが・・・極寒の地、黒川。

しいたけブラザーズ黒川農場の大きなツララがその寒さを物語っています。

この寒さの中、雪をかぶってズラリと外に並べられている原木たち。

冬眠中です。

夏の間活躍してきてくれましたがこの品種、めっぽう冬が苦手なんです。

かといって、中途半端な温度(暖房)は、かえって逆効果。

例えると、しいたけ菌が風邪をひく(弱る)うえに、雑菌にとっては好都合な環境(温度)になってしまうからです。

昨年はそれで雑菌に侵されてしまい、少し失敗してしまいました。

だから今年は思い切って外に出しました。

「寒さが苦手」と言いながらなぜ?と思われる方もみえるかと思いますが、確かにしいたけ菌にとっては過酷です。

が、こうすれば雑菌も共に一時停止するからです。

雑菌も共に一時停止するからです。ただし気をつけなければならないことがあります。

それは、冬の間、決して雪解け水を原木にあててはならないということです。

雪解け水が原木にしみると夜のうちに凍り、原木の樹皮が持ち上げられて
浮いてしまい、原木がダメージを受けてしまうからです。

樹皮が浮いてしまった状態を業界用語で、『ザラボタ』と言います。

原木の樹皮と材の間は菌糸が活動したり新たなしいたけの芽を作ったりと、原木しいたけ栽培をするにあたって、
とても重要な場所なのです。

常に樹皮と材は密着していなければ、良質なしいたけを育てることができません。

雪解け水を原木にあててはならないのです!!この過去な寒さを耐えて、やがて春になりポカポカと暖かくなった頃にビニールをはがして水をタップリと与えてあげます。

これを『お礼水』と言います。

ギリギリまで耐え続けたしいたけ菌はここぞとばかりに息を吹き返し、そこからまた立派なしいたけとなって、その姿を私たちに見せてくれる。

「ありがとう」という気持ちを込めてついたこの言葉。

皆さん、『原木しいたけ栽培』って素晴らしいでしょ!?

これぞ『心がこもった農産物』です!

こういうのを『食べ物』って言うんです!!

厳しさの中にも愛情あり。

そこから採れたしいたけは身も締まり逞しく、口にすれば風味も良い。

愛情のこもった食材は、科学的には証明しようのない栄養があると、私は思っています。

しいたけブラザーズの熱いトークでした!

 



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