2011年3月30日 タイトル : 春子しいたけ狩り
昨日までの1週間に渡り、名古屋栄の松坂屋で行われていたしいたけブラザーズの催事が無事に終了しました。
たくさんの方々のご来店、本当にありがとうございました。
なんと昨日は春子しいたけが夕方までに全て『完売』してしまいました!
せっかくご来店くださったのに春子しいたけをお届けできなかったお客様、本当に申し訳ございませんでした。
また今度は秋に松坂屋にて催事が開催される予定ですのでお楽しみに!
遅くなってしまいましたが、今日は先日『食の仕事人』廣瀬ちえさんとコラボして行った『春子しいたけ狩りイベント』を報告します。
今年で既に3回目の恒例行事となったこのイベント。
今年も大人から子供まで、総勢40名程とたくさんの方がお集まりくださいました。
東日本大震災のこともあり、改めて『食』の大切さを見直す目的で、あえて開催しました。
はじめに私たちのこだわりや原木栽培と菌床栽培の違い、また、東日本大震災後、日本の農業、日本の食はどうなっていくのかなどをお話させていただきました。
『日本の自然』や『日本人の食の安全』は私たち一人一人が考え、みんなで守って行かなければなりませんからね。
さて、それから皆さんお待ちかねの春子しいたけ狩りに山へと出向きました。
山に入ればコロコロと可愛く原木にくっついている春子しいたけが皆さんをお出迎えしていました。
「あるある〜!かわいい〜!」と皆さん興奮気味でした!
食べ頃しいたけの見分け方や採り方を説明してからいざスタートです。
皆さんキャ〜キャ〜言いながら『my春子』を探して収穫されました!
お子さんたちも「こんなに大きいのあったよー!」と得意気に私に見せてくれました。
ではここでお子さんたちに集まってもらい、自慢の春子しいたけを手に取り記念写真をパシャ!

…いい感じです!
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、今度は廣瀬ちえさんにバトンタッチしました。
しいたけブラザーズの原木しいたけをふんだんに使用した特製マクロビ料理が登場!
狩りたての春子しいたけは炭火で焼きながら、ちえさんのお料理と共に皆さんも美味しそうにパクパクと平らげてみえました。
お子さんたちのお腹もぷっくりと膨れて可愛いかったです!
お腹いっぱいになったかな?
何気ないことかも知れませんが、これが幸せなんだと思いませんか?
その作物がどんな環境で育ったものなのか『自分の目で確かめ』、ワクワクしながら収穫することによって『体験』をする。
この子たちの心の中には、ちゃんと『春子しいたけの環境』が刻まれたはずです。
『食べる』ということは私たち人間にとってごく当たり前のことですが、今となってはその食べ物まで原発事故により収穫もできず『当たり前』ではなくなって来てしまっています。
私たち大人は子供たちの未来に、いったい何を残してあげられるのでしょう…。
少なくとも私は『体験を通じての記憶』を残してあげたいと思っています。
そして後は未来の子供たちを信じます。
ですが、その前に私たち大人がしなければならないことは『山ほど』あります!
たったの1日でしたが、私たちに出来ることを精一杯させていただきました。
ちえさん、チエズキッチンのスタッフの皆さん、ありがとうございました。
皆さんとコラボして、こんなに深刻な原発事故直後に春子しいたけ狩りのイベントができて、むしろ良かったと思っています。
今だからこそみんなで考え直さなきゃ!
私はやりますよ!
実に充実した1日でした!
2011年3月29日 タイトル : 松坂屋、最終日です!

名古屋栄の松坂屋で1週間に渡り行われてきたしいたけブラザーズの催事も、いよいよ今日が最終日となりました。
今年は運良く山育ちの『春子しいたけ』の収穫のタイミングがバッチリ催事に当たり、たくさんの方々に採れたて春子しいたけがお届けできて嬉しかったです!
「いつも美味しくいただいているわよ。」とか、「ブラザーズ日記、心がこもっているね!」とか、「元気をもらっています。」
などなど、皆さんから沢山応援の言葉をいただいて、感激です。
私たちこそ皆さんに支えられて、より一層『生きがい』や『やりがい』、そして『責任感』を持って毎日の原木しいたけ栽培に
取り組めているのです。
私たちにとって、皆さん一人一人が『元気の源』です。
感謝、感謝、大感謝です!
残すことあと1日となってしまいましたが最終日、頑張ります!
2011年3月28日 タイトル : ど根性赤松!

二度の落雷をうけて今なお元気に育っているこの赤松の木のように、
人は必ずや『ど根性』で立ち上がれると、私は信じています。
2011年3月23日 タイトル : 今、私が切に伝えたいこと。
東日本大震災の悲劇から早10日以上が過ぎ、まずは被災にあわれた方々に改めて深くお見舞い申し上げます。
暗いニュースが続く中で生死を分ける72時間という壁を遥かに超え、冷蔵庫の中にあったヨーグルトなどで飢えを凌ぎ、助け出されるまで決して諦めず祖母を守り9日間も生き抜いた少年の奇跡の救出劇。
日本中が涙しましたね。
今私は生産者として親として、そして一人の人間として、世の中の皆さんに問いかけたいことがあります。
牛乳やほうれん草、カキナ、ブロッコリー、水道水など、遂に…ついに福島県原発から実に
200キロも離れた場所からも放射能(放射性物質)は検出されました。
私が最も心配していた最悪の事態、風評被害が始まってしまいました。
…パニックの始まりです。
命の源である水や食べ物にまで『放射能』が…。
ただでさえ日本の国内自給率は40%ほどなのに。
出荷間近のほうれん草畑をトラクターでおこしてしまう生産者や、牛の前でため息をつき途方に暮れる酪農家ご夫妻の落胆した表情が…気の毒でなりません。
何も悪いことしてないのに…。
一方テレビをつければどの局も政治家や専門家たちが国民の不安や恐怖心をあおらないような優しい言葉ばかり並べている。
『人々の命を左右する実に恐ろしい放射能』が少なくとも放出され続けているにも関わらず、「すぐに〜」とか「ただちに〜」と言葉をにごし、まるで『安全』かのような錯覚さえ起こしてしまいそうですね。
「…冗談はよしてくれ!!」
混乱やパニックを避けるため言葉選びには慎重にならなければならないにしろ、あまりにも放射能を、そして国民をナメています。
かなりキツい口調ですが私はハッキリと言わせてもらいます!
原発事故が起きた時点でパニックなんです!
放射能が放出されているのだから、当たり前じゃないですか?
既に都心離れも始まっています。
東京都内の外資系のお店は期間未定の閉店、成田空港では放射能の恐ろしさを良く知る
外国人が次々と日本を去っています。
成田空港で帰国する直前のとあるフランス人の方が言っていました。
「日本のメディアで流れている情報と母国での情報は、あまりにも食い違っています。」と。
彼らはチェルノブイリで起こった原発事故の『放射能の本当の恐ろしさ』を熟知しているからです。
ちなみにドイツからは放射能の飛散する天気予報のシュミレーションを公開しています。
なのに日本では、「胃のCTの○分の1」だの何だのと。
さらには放射能に汚染された野菜についても、「洗えば○分の1に〜」や「煮れば○分の1に〜」と訳の分からないことを言っています。
だったらあなた自身は放射能に汚染された野菜を洗ったり煮たりして食べ続けられますか?
また、自分の家族に食べることを『心底』勧められますか?
もういい加減にしてほしい!
もう既に日本の食糧危機は始まっています。いや、まだ始まったばかりです。
子育ての中で、小さい内に包丁を使わせてお手伝いをさせる時やキャンプ場などで火を使う時に、親はまず子供に『危険』であることを教え込みます。
使い方を一歩間違えば大変なことになるからです。
子供が誤って包丁で指を切ってしまったり、誤って火事を起こしてしまった時に、「大丈夫、出血多量死する○分の1だから」とか「大丈夫、○○の大火災の時の○分の1だから」なんて…言わないでしょう。
指を切れば血が出て痛い、火事を起こせば大事な物も何もかも燃えてしまう。
つまり子供にちゃんと教えなきゃならないのは、どちらも一歩間違えば『死に至る最悪の事態になってしまう!』ってことなんです!
そんな根本的で大事なことを抜きにして、あーだこーだなんて、何が政治家ですか?
何が専門家ですか?
何が大人ですか?
私は今回の原発事故について、むしろ『正しいパニック』を起こさなきゃならないと思っています。
今回の原発事故を通じて私たち人類は、ここから学ばなければなりません。
日本の約3分の1の電力を賄っている原子力発電。
こんなにも恐ろしいことが現実のものとなった今、果たしてそれでも原子力発電所は本当に必要なのでしょうか?
単純に各家庭や企業が今よりも3分の1だけ節電することができたら、人間社会の一人一人が少しだけ自ら理解できたら…。
こんな危険を冒してまで私はこれ以上の生活を望みません。
子供たちの明るい未来のためにも今、私たち大人が決断しなければならない時なんです。
改めて現在の生活を考え直す時期なんです。
何が本当に必要なのかを。
今この原発事故問題から目を背けてしまえば、人はまた同じ過ちを繰り返してしまうでしょう。
ここまでは人類の話ばかりでしたが人間が作り出した科学技術『原子力』は、他の動、植物まで地球上の全てをムチャクチャにしてしまうのです。
…人間は罪です。
この地球上に生きる全ての動、植物が共に共生できる世の中を作っていくことが、私たち人間にかせられた『最低限の責任』ではないでしょうか?
地球上に生きる一人の人間として、親として、生産者として、私は今回の原発事故を機に、こう皆さんに問いかけて行き続けたいと思います。
2011年3月22日 タイトル : 明日から1週間、名古屋市栄の松坂屋B1ミニ催事場にて
しいたけブラザーズが出張販売を行います。
この3連休から書き始めていたブラザーズ日記はすごく熱が入り、今日のアップにはどうやら間に合いません。
よって明日アップさせていただきます。

明日から松坂屋です。

採れたばかりの春子しいたけもお持ちしますのでお楽しみに!
松坂屋の営業時間は午前10時からです。

春子しいたけは売り切れ次第終了となりますので御了承ください。
それでは皆さんのお越しをお待ちしてます!
2011年3月18日 タイトル : 東日本大震災で随分悩みましたが、今年『春子イベント』やります !!
予約受付を始めます。
いよいよ春子しいたけが採れ始める時期が近づいて来ました。
しかし、先日起きた東北地方の地震と津波、そして深刻な原発事故により、
今年は『春子しいたけ狩りお手伝いさん募集イベント』を開催するか否か、正直随分と悩みました。
被災に合われて救援を待ち続けてみえる方々のお気持ちを考えたり、現在も続く危機的状況からして、とても今年はお祭り感覚でイベントを開催する気持ちにはなれませんでした。
でも逆に、こんな時だからこそ皆さんと共に改めて現代社会を見直し、『何が本当に必要で大切なのか』、『人間にとって幸せとは何か』を共に考え、共感するイベントにすることが非常に重要であると考え、開催することを決定しました。
これが今回のイベントを開催する最大の目的であることを、まず持ってご理解ください。
また、合わせて現在の状況からしても、今後の原発事故状況によりイベントを急遽中止せざるを得ない可能性も十分ありゆることを御了承ください。
さて、日時は3月26日(土)午前11時からしいたけブラザーズ川辺農場で始めます。
(雨天の場合は中止)
完全予約制で今日から予約を受け付けさせていただきます。
定員になり次第受付終了となりますのでお早めにご予約ください。
尚、予約は『お電話のみ』にて受付させていただきます。
予約受付係 090-7913-0129 (予約受付時間は午前8時〜午後8時)
春子しいたけ狩り(持ち帰り分)を行い、例年通り少しだけ『収穫のお手伝い』をしていただきます。
その後場所を『美濃加茂健康の森(公園)』に移します(車で10分弱)。
採れたての春子しいたけをバーベキュー施設にて炭火で焼く際に、しいたけブラザーズが『網焼きのポイント』を伝授させていただきます。
今年は木の子汁や春子しいたけ食べ放題はありませんが、お手伝いのお礼としてささやかですが参加賞をプレゼントさせていただきます。
それから、今年は美濃加茂健康の森にてバーベキュー施設の利用料がかかりますことを御了承願います。
料金は大人お一人様700円、小学生以上のお子様お一人500円です。(幼児無料)
焼き出すまでの準備(炭火起こし、網等)は健康の森さんで用意して頂けます。
せっかくのバーベキューですので皆さん春子しいたけによく合うお好みの『myしょう油、my塩、myレモン、myマヨネーズ、myチーズ』などなどご自由にご持参ください!
またバーベキューがお昼時になりますのでお肉や野菜、おにぎりなど、どんな食材でも自由ですのであわせてご持参願います。
注意:お皿やお箸、お茶やコップに調味料も忘れずにご持参願います。健康の森さんでは用意しておりません。
美濃加茂健康の森はとても広くアスレチックスやハイキングコースもありますし、バドミントンやボールなどを持参すればお子様とも思いっきり走り回って1日遊べます!
注意:美濃加茂健康の森はペットは入場不可です…申し訳ありません。
当日の持ち物
1.動きやすい服装でお越しください。(運動靴、軍手、ジャンパー、タオル)
2.クーラーボックスと保冷剤
3.食材(お肉、野菜、おにぎり、お茶、調味料など何でも)
4.お箸、お皿、コップ、タオル、ティッシュなど
バーベキュー以降は自由解散と致します。
バーベキュー施設もとても広く『相席』となりますが、みんなで語り合いたいと思います。
皆さんと共に充実した1日を過ごしたいです。
尚、バーベキューには参加出来ない方もしいたけ狩りとお手伝いのみでも受付致します。
予約お申込みの際には、
1.お名前
2.人数(大人、子供)
3.緊急連絡先
4.バーベキュー参加(不、可)
5.車の台数(団体の方のみ)
をお知らせ下さい。
それではたくさんのご予約をしいたけブラザーズスタッフ一同心よりお待ちしてます!
それからもう一点。
通常のしいたけ狩りは随時行っておりますが、その日の天候と春子しいたけの収穫のタイミングが合えば山にご案内し、
春子しいたけ狩りを行っていただけます。
2011年3月17日 タイトル : がんばれ!!
被災地の皆さん、がんばって!!
生きて、生きて…生きてください。
遠く岐阜県からの切なる想いです。
2011年3月16日 タイトル : 放射能汚染、日本は大丈夫なのか?
フランス政府機関は、福島原発事故をチェルノブイリ原発事故とアメリカ・スリーマイル島の原発事故の間に
相当する「レベル6」の『深刻的な危機だ』と発表した。
日本政府は「半径20キロ30キロ〜…」と言っている間にも、アメリカの空母ロナルドレーガンは福島原子炉から
160キロも離れた沖合に避難していた。
現に昨夜は原発から60キロも離れた福島市でさえ、高濃度の放射能が計測されまています。
いったいどうなっているの?
私には日本政府の福島原発事故に対する説明が、『パニックを起こさないように配慮されたノロケ話』に聞こえて
なりません。
皆さんはどの情報を元に、自分や大切な家族の『命』を委ねますか?
私たちは…
「生きなきゃならないんです!!」
2011年3月15日
タイトル : 原木4000本が到着。大型トラックの運転手さんは被災地『福島県』から…。
先日朝、しいたけ原木を積んだ大型トラック2台がしいたけブラザーズ川辺農場に到着しました。
1台目の大型トラックのナンバーには被災地となった『福島』と書かれています。
真っ先に運転手さんに「よくご無事で、大丈夫でしたか?」と訪ねました。
「このトラックにしいたけ原木を積んでいた時にひどい地震が来て…山沿いだったから何とか私は助かったけど、…家族とは連絡が取れず、安否すら分からないんです…。」と、不安そうに運転手さんが言われました。
…何もこんな時に…。
こんな事態なのにしいたけ原木を届けて下さるなんて…。
…何とも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
だからその言葉を聞いたからにはもう黙ってはいられませんでした。
「一刻も早く運転手さんをご家族の元に帰してあげたい。」
しかしその数2000本、しかも全て手下ろし。
ズッシリと重いしいたけ原木は重さにして約20t。(2万キログラム)
だけどこちらも毎日数千本の原木を扱う『プロ集団』。
意地とプライドがあります!
しいたけブラザーズの男性スタッフ総出で夢中で下ろしました。
下ろし始めて45分。
大型トラックは空になりました。
「こんな状態の中でご家族の安否すらも分からないのに、お仕事をしなければならない?」 と私が言うのも何ですが、この運転手さんが必死になって届けて下さったしいたけ原木を大切にし、たくさんの原木しいたけを作って(2年かかりますが)、今度は私たちが消費者の方々に形を変えて、美味しさと安全と共に『運転手さんの想い』も一緒に届けて行きたいと思います。
『人の想いをリレーして』
被災地福島から来て下さった運転手さんのご家族のご無事をお祈り致します。
こんな時に、本当にありがとうございました。
2011年3月14日
タイトル : 東北太平洋沖地震で被災された方々に、深くお見舞い申し上げます。
先週金曜日にたまたまブラザーズ日記を書いている最中に地震が起こりました。
「あれ?めまいがするのかな?」といったような感覚。
ゆらゆらと横揺れする地面。
「違う、地震だ!」 と気付きました。
仕事中で農場にいたのでテレビが見れず、車のラジオをつけてみたらビックリ!
「間もなく津波が来ます!今すぐ高台に逃げて下さい!津波に十分ご注意下さい!」と興奮したアナウンサーの声。
帰宅後にテレビをつけたら信じられない光景に…あ然としました。
一人でも多くの方のご無事を願っています。
被災にあわれた方々に、深くお見舞い申し上げます。
2011年3月11日 タイトル : 春子しいたけのピーク予測、ハウス栽培も…難しい!
自然相手の露地原木栽培しいたけ『春子』。
何とか今年は春子しいたけのイベントができないか。
…今午後3時少し前。
地震です!
農場が揺れています!
  
ブラザーズ黒川農場も非常に風が強く、吹雪いて天気は大荒れ!
今日はこれで失礼します。
2011年3月10日 タイトル : 国道41号バイパス登り口がまもなく開通です!
『国産タケノコの出荷遅れ』のニュースが流れています。
原因は昨年夏の猛暑と今冬の寒波、それに雨不足やイノシシによる被害などです。
原木しいたけ栽培もタケノコと同じようにどうしても自然に左右されるため、このニュースをみて
「あっ、原木しいたけと一緒だ!」と感じた私でした。
何と言っても自然相手。
ニュースで出荷遅れだと言っても、これが『自然』なんです。
みんなで春の訪れを楽しみに待ちましょう!
さて、今日の話題です。
国道41号バイパス『川辺鹿塩(かわべかしお)IC』をご利用して当しいたけブラザーズの直売所や
しいたけ狩りにご来店いただいているお客さまに朗報です!
今までは川辺鹿塩ICで降りることしか出来なかった41号バイパスですが、
3月20日(日)より『登り口』が開通します!
東海環状道や岐阜、名古屋方面からお越しの方々にとって大変便利になります。
「しいたけブラザーズに行くのは便利になったんだけど、帰りが降りた所からバイパスに乗れないからね…迷っちゃう。」という心配が、もうすぐ解消されますよー。
私も嬉しいです!
道路一本で随分と変わりますからね。
もうしばらくお待ちください!
2011年3月9日 タイトル : 春?冬?春子しいたけはいつ頃採れる?
まさに『三寒四温』ですねぇ。
春になったと思えばまた寒くなり、寒くなったなと思えば再び暖かくなったり。
今朝も外は霜柱が降り、フロントガラスにお湯をかけてから仕事に出かけるほど冷え込みました。

皆さんお待ちかね『春子しいたけ』。(山の中で春のみ採れる露地栽培のしいたけ)
この時期になると、春子しいたけのお問い合わせをたくさんいただきます。
心待ちにしてくださりありがとうございます!
それでは春子しいたけの状況報告をさせていただきます。
しいたけブラザーズ川辺農場の日当たりの良い南向き斜面の山に並べてあるしいたけ原木からは、春子しいたけの芽が順調に出てきています。全体的に指先ほどの大きさでしょうか。
今朝のような寒さだと、春子しいたけの芽は当然凍っていますので生長は止まります。
しかし日中に気温がグッと上がると凍った芽は溶けて再び生長を始めますが太陽の木漏れ日や風にさらされ、渇き過ぎると暖かくても芽の生長は止まってしまいます。
やがてそこに雨が降るといっぺんに湿度が上がり、ガマンし続けた芽は再び水分を補給し、ここぞとばかりに急激に大きくなります。
…過酷ですね。
しかしこの過酷な環境を乗り越え生き延びたものだけが、
立派な『春子しいたけ』になれるのです。
「…で、いつ頃採れるのか?」なんですが…。
『3月中旬〜下旬ではないかと予想します。』
皆さん楽しみにしていてくださいね!
2011年3月8日 タイトル : イタリア料理レストランのシェフお二方ご来店。
昨日、名古屋市東区にあるイタリアレストラン『ブリッコーネ』の入江料理長と、同じく名古屋市千種区(覚王山)のイタリアレストラン『アルフォルトゥーナ』のオーナー、中村シェフがご来店くださいました。
昨年末にマクロビ料理人『廣瀬ちえ』さんの忘年会をブリッコーネさんで行った時に私も出席させていただいたのが入江料理長との出会いでした。
その時に手土産をお持ちした原木しいたけを食べていただいたのがきっかけで、「ぜひ一度農場を見せてほしい」ということでご来店くださいました。
今時期はしいたけの原木に植菌しているところから発生、春子しいたけの生長に至るまで、一連の作業風景が全て見られる時期なのでちょうど良かったです。
菌床栽培と原木栽培の違い、農薬に頼らない栽培を行うことの難しさ、それでも信念を貫くために日々努力を怠らない姿勢など、農場や山の生産現場ををぐるっとまわりながら説明させていただきました。
どこからか簡単に仕入れた食材を使うのではなく、食材の現場からご自身の目で素材を確かめ、感じ、どのようなメニューにしようかと構想されることは素晴らしいことですね!
最近はこういった料理人さんが増えてきています。
私もブリッコーネさんやアルフォルトゥーナさんで食事をされるお客さまに、生産現場からの想いが伝わるようなおいしいイタリア料理を提供していただきたい想いでいっぱいです。
生産のプロと料理のプロが一体となって最善を尽くし、結果お客さまから「おいしい!」の一言が得られることは、とても価値のあることだと思います。
生産の現場を知って料理することは、計り知れないアイデアが料理という形となって必ず現れると確信します!
この先私たちしいたけブラザーズの原木しいたけがこちらのお店でイタリア料理としてメニューに取り入れられることになるかも知れませんが、後は入江料理長と中村シェフにお任せしたいと思います。
名古屋市周辺にお住まいの皆さん、イタリア料理レストラン『ブリッコーネ』さんと『アルフォルトゥーナ』さんをどうぞ宜しくお願い致します!
ブリッコーネの入江料理長から手作りシフォンケーキのお土産をいただきました。とても柔らかく抹茶の風味がとても春らしく、「さすがプロの味!」とおいしくいただきました。ごちそうさまでした!
今日はもう一つ、春到来の話題です。
夕方帰宅したら娘が「つくしみつけたよぉ〜!」と私につくしを差し出しました。
よく見てみると左手にはつくし、右手には…ん?
ピョンピョンといくつも小さいものが出ていますが…。
よく見てみるとこれ、『つくしの赤ちゃん』です!
今はまだ細くて小さいですが、「これから立派なつくしになるんだなぁ〜」と嬉しくなりました。
もうじき春の到来、待ち遠しいですね!
2011年3月7日 タイトル : じーじのお米、おいしい!
さぁまた新しい1週間が始まりました!
皆さんお元気ですか?
私たちしいたけブラザーズスタッフはみんな元気いっぱいです!
さて今週初めの話題は「じーじのお米」です。
じーじ(しいたけブラザーズ父)が作った無農薬無化学肥料のお米です。

子や孫のために、親父は原木しいたけ栽培を引退後、お米や野菜を作ってくれています。
夕飯を家族で囲み、じーじが愛情いっぱいに作ってくれたご飯をみんなで食べられることが
すごく幸せです。
先日のブラザーズ日記に『おいしさは味だけではない。』とお伝えしましたが、ありがたい
感謝の気持ちを持っていただく一粒のお米は、本っ当においしいです!

「おかわりー!」と空っぽの茶碗を差し出す子供たちの姿を見ていると、
…親父に感謝です。
これからもありがたくいただきます!
2011年3月4日 タイトル : いつも大変なお母さん、お父さん方へ。
また寒さがぶり返して来ましたねぇ。
『三寒四温(さんかんしおん)』なこの時期は体調管理も大変ですね。
しいたけブラザーズ黒川農場の今日は雪がチラついてます!
早速ですが今週末のテーマに入ります。
先日TVを観ていたら、『カットサラダ』でマーケットを狙うニュースが流れていました。
色んな野菜がカットした状態で袋詰めされてあり、袋から出したら付属のドレッシングをかけて食べるだけ。
「忙しいお母さん方や仕事帰りの男性サラリーマン、または高齢者の方々に大変喜ばれております。」と嬉しそうにコメントする某スーパーマーケットの担当者。
ここ数年間でカット野菜の需要は何倍にも急成長しているようです。
また、食材の宅配サービスでも、既にひとつひとつの野菜が使いやすい大きさにカットされた状態で袋に入って自宅に届くようにまでなって来ました。
この宅配サービスを利用しているとあるお母さんが、「家は子供がまだ小さいので夕ご飯の支度中にグズられちゃうともう大変です。でも、こういう便利な商品があると支度の時間もかなり短縮できるので助かってます!」とインタビューに答えてみえました。
世のお母さん方、毎日子育てお疲れさまです。一言で『子育て』と言っても、子育てはエンドレスで24時間無休ですから、お母さんは本当に大変ですね。
袋から出して食べるだけのカットサラダ、確かに世の中便利になりました。
助かることもあるでしょう。
…しかし、便利なものほど一歩解釈や使い方を間違うと『大切なことを見失う結果に繋がる』こともまた事実です。
私たち人間は、果たしてどこまで『便利』と『落とし穴』の違いを理解しているでしょうか?
野菜サラダは自分で切って盛り付けるだけで、あっという間にれっきとした一品料理になるのにその手間すらはぶくほど、人は忙しくなければいけないんでしょうか?
解釈を取り違えて「忙しいからカットする時間がない」のではなく、正直便利さに流され、カットすることすら『面倒』になってしまってはいませんか?
『売れるからつくる』
『便利だから買う』。
単純にこれだけでは『怖い落とし穴』にハマる仕組みなだけで、完全に悪循環です!
それに普通切った野菜はそこから著しく痛みが早くなるはずなのに、なかなか変色しないのは…『おかしい』と思いませんか?
TVでは、「鮮度を保つために冷水、冷室で作業をしています。」と言っていましたが、…果たして『本当にそれだけ?』です。
私も食べ物を作っている生産者でして、また、いち消費者であり親という立場で、ここでぶっちゃけた質問をさせていただきたいです。
「漂白剤は使ってないんですか?」と。
こういう事に興味のある方はぜひ安倍司(あべつかさ)さんの『食品の裏側』という本を読んでみてください。
安倍司さんは私が『人』として尊敬している方です。
話を戻しますが、「お母さん、小さなお子さんがグズるのであれば、おんぶひもをして、おんぶしてあげてください!そしてザクッザクッと野菜を切ってください!背中におぶられた子供は、トントンとまな板の音を聞きながら、お母さんの体温を肌で感じて、自然と癒やされているものです。」
何かと便利でその場はしのげるでしょうが世のお母さん方、ぜひ頑張ってください!
それからもう一つ。
世のお父さん方、毎日お仕事お疲れさまです。朝から夜まで本当に男も大変ですね!我が家にかえり「くう〜っ」とビールを飲んでくつろぎたい気持ち、私もよく分かります。
でも、お母さんは家事や子育てなどで『常にエンドレス』な生活を頑張って日々送っているのですよ。
ひょっとして家事や子育てを『お母さん任せ』にしてしまってはいませんか?
疲れたカラダとは十分承知ですが、「お母さん、何かすることあったら手伝うよ〜。」と、優しい一言をお母さんにかけてあげてください。
「お父さんありがとう。」と、こうなるはずです。
そして、夫婦でビールを飲みましょう!(アルコールを飲めない方はお茶でも結構!)
夫婦とは、『助け合ってこそ』です。
お互いを思いやり、助け合ってこそ、温かい家庭は築けるのではないでしょうか。
するとお父さんは家族のためにより仕事に精を出し、お母さんも自然と家族のためにより料理に手を加えるようになるのではないかな?
そしていつの日か、そんな家庭環境の中で育った子供が今度は『親』になった時、『大切なこととは何か』をちゃんと分かった大人になっているはずです。
いや、必ず伝わっているはずです。
私たちしいたけブラザーズは原木しいたけを通じて皆さんに安心しておいしく食べられる食材を提供していますが、
そこに輪をかけて料理することで『母親の愛情』を子供に、家族に伝えてあげてください。
おいしいとは、『決して素材の味だけではない』のです!
どんなに一流レストランで高価な食事をしようとも、『お袋の味に勝るものはない』と私は思っています。
それはきっと、母親の愛情がたっぷりこもった料理を産まれた時から食べて育ったからだと思います。
それでもどうしても時間がない時などにこういったカット野菜などを利用することはいいと思います。
便利なものはつい日常に取り入れたくなってしまいますもんね!
でも、これが私の『食に対する解釈』です。
どんなことでも手を加えた分だけの価値は必ずあり、愛情も伝わるのだと思います!
こうして手間暇かけたスローライフで、『幸せ』をいっぱい感じましょう!
それでは長くなりましたが、皆さん良い週末を!
2011年3月3日 タイトル : 『天然物』のしいたけを見つけました!!
今朝もブラザーズ父としいたけ原木が植林してある山へ薪木を積みに行きました。
父が「おい、これ見てみろ。」と言ったのでふと見てみると…。
なんと『天然』のしいたけが父が割った薪から生えていました!
風にさらされてしいたけがかなり乾いていますが…確かに『天然物』です。
もちろん植菌もしていません。
人間ノータッチです。
…感激
…感動でした。

どこからかしいたけの胞子が飛んできて付着し、雨が当たる部分のコナラの
薪木に条件良く環境が整ったんですねぇ。
…それにしても、感動です。
父は先日もこの山で天然のしいたけを見つけていたそうで、それほどまでに
この辺りの山はしいたけが育つにはもの凄く良い環境が整っているようです。
は〜「感動!!」
2011年3月2日 タイトル : 皆さんお待ちかね『春子』の芽が顔を出しはじめました!
山の中で一年に一度だけ採れる旬のしいたけ『春子』。
今年もまた、皆さんお待ちかね『春子』の季節がやってきました!
今年もかわいい芽が顔を出しはじめましたよ〜!
この状態だと、おそらく3月中旬から下旬頃にピークを迎えそうです!
…あくまでも予想ですが。
この先の天気によりピークは前後しますので、またより確実な情報は日を追ってブラザーズ日記もしくはトップページのインフォメーションにて掲載いたしますのでお楽しみに!
それにしても毎年この時期に春子しいたけの芽を確認できた時に思うのですが、「寒い冬を乗り越えて、よく顔を出してくれたね…ありがとう!」という気持ちになります。
…我が子が産まれた時と同じような心境です。
…感動すら覚えます。
この『春子しいたけ』を心待ちにしてくださるお客様がたくさんみえます。
リピーターの方も初めての方も、しいたけの原種に最も近い『春子しいたけ』を、ぜひ一度召し上がってみてください!
私も早く食べたいです!
それでは今後の春子情報をお見逃しなく!
2011年3月1日 タイトル : 雪の多かった今年の冬は『ゲレンデにGO』です!

突然ですが、私たち家族はスキーでもなくスノーボードでもなく、『スノーブレード』をしています。
『スノーブレード』とは『インラインスケートのスキー版』のようなもので、前向きにも後ろ向きにも、
また、クルクルと回りながらも滑れる自由自在なスキーの短い板です。
スキーのようにストックを持たず、スノーボードのように大きな板でもないので子供でも気軽に始められるし、エアー(ジャンプ)やハーフパイプなどトリッキーな技も豊富にできて、初心者から上級者まで幅広く楽しめるウィンタースポーツです。
実は私、元々根っからの『スノーブレーダー』で、若い頃は相当ハマっていました!
トリッキーなエアー(ジャンプ台で思いっきりジャンプ)をする時は知らない人から、「写真撮らせてもらっていいですか?」なんて言われたほど。
…小自慢話ですいません。
そんな訳で、特に今年は雪も多かったし、一番下の息子(ブラザーズJr.)も小学校に上がったのをきっかけに、これまでずっとしまい込んできた思いだったんですが、「そろそろ子供たちに教え込もうかなぁ。」と、今年から家族全員でスノーブレードを始めました。
そんなわけで今シーズン始めたばかりのブレードなんですが、基礎を教え込んだらこの通り。
「ジャンプ台行くー!」と勇敢にトライです!
始めのうちは恐る恐るでしたが、普段からインラインスケートやJボードで滑って遊びまくっているだけあって、
子供たちの飲み込みの早いこと!
  
…かなりサマになってます!
このジャンプ台を飛ぶのは、大人でもそこそこ勇気がいります。(怖いので黙ってても普通子供は突入しません)
子供たちに負けじと私も久々のエアーです!!
加速を付けて思いっ切り高く飛んだら…、写真に収まり切らず頭が切れてしまいました!
私、一応36才、まだまだ現役ジャンパーです!
やっぱりブレードは楽しい!
…でも私が一応これまでになれたのには、理由があります。
私の母(ブラザーズ母)は日本を代表するスキー王国の一つとして知られる長野県の『志賀高原』付近の雪国生まれで、
スキー三昧の生活を送って育ちました。
そんな母は、学生の頃『アルペンスキー大回転』の選手でした。
大会でもそこそこ好成績を残して来たアスリートだったので、私たち6人の子供たちは幼い頃からそんな母にスキーを
教え込まれていました。
母は怖がる私たちを平気で『おんぶ』しながらパラレルをするほどの腕前で、とてもカッコ良かった母の姿を今でも
覚えています。
また、しいたけの仕事や家の中では父が『大黒柱』でしたが、ゲレンデに限っては正反対。
アヒルの親子のように、足を揃えてパラレルで先頭を切って滑る母の後ろを、私たちと一緒に混じって父は
もろボーゲン(ハの字)で必死に置いていかれないように母について行っていました。
いかなる時も大黒柱でなければならないはずの父が、…かわいく見えました!
誰にも得意不得意はあるし、こんなふうにまさかの逆転場面もあってバランスがとれているのでしょうね。
…とまぁそんな思い出話があります。
私がこのような環境で育ったように、子供たちにも同じ経験をさせてあげたいのです。
スキー場のレストランのお昼時は座れないほどかなり混み合います。
分かっていたことなので、お昼ご飯はプライベートトラックの荷台でガスコンロを用意し、焼きそばや卵、ソーセージを焼いたり、クッパを作ったりして家族でプチアウトドアランチをしました。
これも家族のかけがえのない思い出づくりの一つです。
また、周りの雪山の景色を見ながら普段と違った環境の中で食べるご飯のおいしいこと!
子供たちもパクパクと平らげてしまいました。
そんなわけで、家族で始めたウィンタースポーツ、『スノーブレード』でした!
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